2021年10月23日(土)
比例ブロックの様相
近畿(定数28) 自公維と正面から激突
| |
| |
|
「近畿から政権交代をはじめよう」。近畿ブロック(定数28)で前回の2議席から4議席への倍増をめざす日本共産党は、こくた恵二(京都1区重複)、宮本たけし(大阪5区重複)、清水ただし(大阪4区重複)、こむら潤(兵庫8区重複)、たけやま彩子、西田さえ子の比例6候補を先頭に奮闘。京都1区、大阪5区はじめ小選挙区でも風穴を開けようと総力を挙げています。
「真実を知りたい」。森友事件にからみ公文書改ざんを強要され自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻雅子さんが「なぜ夫が死ななければならなかったのか」と再調査を求めても財務省は拒否。岸田首相も真相解明に踏み込もうとしない姿勢が怒りを呼び、「家族はもちろん、知り合いにも、こんどは共産党と頼んでみる」(奈良県生駒市の元自民党員)と保守層にも変化が。
「自公政治と維新政治の二重の人災」でコロナ感染死亡者が全国最多の大阪。維新副代表の吉村洋文大阪府知事は街頭演説でにわかにコロナ対策を語りはじめましたが、力点は「成長」。カジノ誘致はじめ大型開発と「民間でできることは民間に」。維新は貧困と格差を広げたアベノミクスを評価し規制緩和の徹底をあおっています。
自民、公明や維新に安倍・菅政治を変える意思がないことが明らかになる中、市民連合と野党4党が合意した共通政策は「すごい中身。野党連合政権でこの政策が実現したら、がらりと変わる」(渡辺武・元大阪城天守閣館長)と反響を呼んでいます。
岸田政権与党の自民党、公明党は「自公連立は唯一の選択肢」(大阪で山口那津男代表)と野党連合政権への期待の高まりを警戒。維新の参院議員が京都駅前で口汚い反共演説をするなど野党共闘の要である共産党への攻撃を強めています。
「(野党連合政権提唱から)6年の取り組みが築いた新しい政治の流れ」(こくた候補)を政権交代に結実させるため共産党は「全国は一つ」「近畿は一つ」の猛奮闘を呼びかけています。