2021年10月24日(日)
気候危機打開し、未来守る政治へ
名古屋・川崎 志位委員長が訴え
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大激戦となっている総選挙(31日投票)で、日本共産党の志位和夫委員長は23日、名古屋市と川崎市を駆けめぐり、「残る1週間のたたかいで日本の未来が決まります。自公政治を続かせるわけにはいかない。31日を新しい日本の扉を開く日にしよう」と訴えました。志位氏は、市民と野党の共闘で政権交代を実現し、そのためにも比例で日本共産党の躍進が必要だと述べるとともに、川崎市では神奈川10区のはたの君枝候補の必勝を訴えました。
東海比例1から2へ倍増必ず
名古屋
名古屋市内で志位氏は、格差と貧困の深刻化、国政私物化、コロナ失政に無反省の自公政権を終わらせようと訴えました。そのために日本共産党の躍進が必要だとして、「東海ブロックでは、もとむら伸子候補の1議席から2議席目をとれるか、当落線上の激しいたたかいになっています。1から2への倍増を必ず勝ち取らせていただき、3議席目も射程に入れるような日本共産党の躍進の流れをつくっていただきたい」と呼びかけました。
志位氏は、コロナから命を守るための日本共産党の提案と、安心と希望の日本をつくる「四つのチェンジ」を丁寧に説明。このなかで、岸田内閣が22日に閣議決定した第6次エネルギー基本計画に対し、二つの点で「驚かされました」と批判しました。
一つは、2030年で石炭火力の比率を19%とすることです。志位氏は「国連は30年までに先進国に対し石炭火力ゼロを求め、G7でも日本以外は撤退期限を明らかにしています」と指摘。ところが、日本は九つの石炭火力発電所の新増設を進め、愛知では知多半島に巨大な火力発電をつくろうとしていると述べ、「これはまったく無責任です。30年までに石炭火力はゼロにすべきです」と訴えました。
もう一つは、30年で原発の電力構成を20~22%とすることです。志位氏は「いま原発は6%で、計画を実行するなら26の原発を全部再稼働することになる」と指摘。「こんな間違った政策はない。原発がひとたび事故を起こせば最悪の環境破壊をもたらすことは福島第1原発の事故で嫌というほど体験していることです。原発はただちにゼロの決断をすべきです」と訴えました。
そのうえで、日本共産党の「気候危機を打開する2030戦略」を紹介し、「この道こそ希望ある道です。どうか実行させてください」と訴えました。
志位氏は、NPO法人「気候ネットワーク」の「通信簿」で日本共産党に20点満点がつき、自民党が0点だったと紹介。「共産党を増やして、若者の未来を守る政治に切り替えようではありませんか」と力を込めると、聴衆は盛んな拍手と歓声で応えました。
もとむら候補は「医療従事者の『人手がたりない』との叫びを聞いてきた。いのち最優先の政治に変える」と訴え。しまづ候補は「リニア建設も、原発も石炭火力も全部ゼロにする」と述べ、長内史子比例候補が決意表明しました。小選挙区候補が訴えました。
応援に立った小林節慶応大名誉教授は「共産党が伸びてこそ国の方向性が変わる。比例は共産党に」と呼びかけました。
はたの候補の勝利必ず
川崎
日本共産党の志位和夫委員長は、川崎市内で開かれた街頭演説で、比例で日本共産党を大きく伸ばすとともに「小選挙区神奈川10区では、はたの候補。国会ではみんなに愛され信頼されている素晴らしい政治家です」と紹介。「はたのさんは、少人数学級の問題を長年とりあげ続け、41年ぶりに35人学級が実現することができました。みなさんのがんばりと、はたのさんのがんばりの結果です。はたのさんを神奈川10区から押し上げていただきたい」と訴えました。
はたの候補は「市民連合との20項目の共通政策は岸田政権には実現できない。市民の願い実現の一番の近道が政権交代だ。市民と野党の共同候補として国会に駆け上がる」と決意表明しました。
社民党の金子豊貴男県連合幹事長は「立憲野党4党がしっかり手を結んで政権をひっくり返す。10区は、はたのさんの当選を」と応援。「なんてん10区の会」の長谷川三千代共同代表は「選択的夫婦別姓導入に反対する自民党では希望は描けない。はたのさんを国会に送り出そう」と力を込め、小林節慶応大名誉教授が訴えました。
市古ひろかず川崎市長候補が訴えました。