2021年10月24日(日)
比例ブロックの様相
四国(定数6) 18年ぶりの党議席好機
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全国で最も少ない定数6の比例四国ブロックで、日本共産党は白川よう子(55)、中根こうさく(40)の両比例候補を先頭に、今度こそ18年ぶりに共産党の議席を奪還し、「四国から野党連合政権の扉、ジェンダー平等の扉をこじ開けよう」と力を合わせています。
四国比例は9政党が争う激戦です。現在の議席は自民の3、公明の1に対し、野党は立憲民主の2。今回、自民の議席を減らして共産党の議席を復活させ、野党が半数以上に前進できるかが焦点です。
四国は市民と野党の共闘の先進地。共闘に誠実に取り組む党の姿に共感が広がる中、立民の野党統一候補が挑む高知1区の各地域では、党派を超えて政権交代をめざす共同組織が結成されています。
自民党は、地方議員を手足に選挙区に大動員。公明党は自民候補の出発式で反共を絶叫、高知市内で反共ビラを出すなど共産党攻撃に必死です。
「ジェンダー平等社会へ、四国比例に女性衆院議員を」と求める動きも党派を超えて広がっています。
愛媛県では7月に「白川よう子を国会に送る会・えひめ勝手連」が発足しました。無党派の市民らが毎週、宣伝し、「比例は共産党」と訴え、カンパを集めて独自のビラ3万枚を配布。勝手連が地域にも広がる中、香川県でも勝手連が立ち上がりました。
白川氏を国政に送ろうと各県の女性による賛同運動が取り組まれ、高知県で1000人超、徳島県で500人超が寄せられています。
気候危機の課題でも、四国電力本店前で原発に反対の声を上げ続けてきた市民が白川氏を応援し、「脱原発四電前金曜日行動有志の会」をつくっています。
四国4県の党県委員長は衆院が解散された14日に連名の声明を発表し、こう呼びかけました。「いま、間違いなく四国比例での議席獲得の勢いが生まれています。全党と後援会が心一つにがんばりぬけば、18年ぶりの議席奪還が現実のものになる可能性が広がっています。このチャンスを生かしましょう」