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2021年10月27日(水)

宝の議席守り東北初の2議席を

東北3県 小池書記局長が訴え

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(写真)声援にこたえる(左から)小池晃書記局長、高橋ちづ子比例候補、さいとうみお1区候補=26日、青森市

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(写真)聴衆の声援に応える(左から)小池晃書記局長、石垣のりこ参院議員(立憲民主党)、ふなやま由美比例東北・宮城4区候補、藤原ますえい県議候補=26日、宮城県多賀城市

 日本共産党の小池晃書記局長は26日、青森市、盛岡市、宮城県大崎市、多賀城市の4カ所を駆けめぐりました。比例東北ブロックの高橋ちづ子前衆院議員、ふなやま由美候補(宮城4区重複)とともに街頭に立ち、「いよいよ終盤。大激戦です。『比例は共産党』と、あと二回り、三回り広げ、高橋さんの宝の議席を守り抜き、東北初の2議席へ」と力を込めました。

 小池氏は、気候危機問題で自民党の麻生太郎副総裁が「温暖化で北海道のコメはおいしくなった」と発言したことを糾弾し、「まったく違う。北海道のおいしいコメは、農家の土づくり、研究機関での品種改良の努力のたまものだ」と指摘。「自民党は気候危機への危機感ゼロ。こんな政治を続けるわけにはいかない」と述べました。

 深刻な米価下落で東北のコメ作りが危機にひんしていると訴えた小池氏。国が余剰米を買い入れ、市場から隔離すべきだという党の提案を「制度の趣旨が違う」と拒否する岸田文雄首相を批判し、「自民党では農業は守れない」と指摘。元青森県農協中央会会長の岡山時夫さんが「赤旗」日曜版31日号で「農業は国民の命と国土を守る基幹産業」と述べていると紹介し、「『比例は共産党』と広げ、日本のコメづくり、農業を守ろう」と呼びかけました。

青森市

 比例候補の高橋前衆院議員は青森市と盛岡市で演説。青森市では、消費税を財源に病床削減を進める政府方針の撤回を訴え、「なにより、いのち。ぶれずに、つらぬく。このことを最優先に訴えてきた。二度と自宅で命が失われる事態を繰り返さないため力を尽くす」と決意を語りました。

 小池氏は「衆院議員6期18年、東北を代表する政治家です」と高橋氏を紹介。「被災地に何度も足を運び、住民の苦難に寄り添ってきた『東北の命綱』、宝の議席を守りぬこう」と力説しました。

 さいとうみお青森1区候補も訴えました。

盛岡市

 岩手県庁前では、高橋氏とともに共産党の吉田恭子岩手1区候補が決意表明。小池氏は「1区は野党共闘を誠実に進めてきた吉田さん、2区では大林まさひでさん(立憲民主党)、3区は小沢一郎さん(同)の勝利を。政権交代へ力を合わせよう」と力説しました。

 小池氏は、岩手では県立病院など公立・公的病院がコロナ病床の8割を担うなど役割を果たし、自宅療養ゼロの体制をつくってきたと紹介。一方、国は「原則自宅療養方針」を続け、病院統廃合を進めていると述べ「コロナ危機の反省もなく病院をつぶす政治に未来はないと今度の選挙で示そう」と訴えると、雨の中集まった人たちが拍手で応えました。

宮城4区・6区

 全6小選挙区で野党統一候補が実現した宮城県。雨があがり虹がかかった夕暮れのJR多賀城駅前には、集まった人たちの拍手やかけ声が響きました。

 宮城4区の日本共産党ふなやま由美候補(比例重複)は「命が何より大切にされる政治をつくりたい。市民と野党の共闘で政権交代を」と熱く訴えました。立憲民主党の石垣のりこ参院議員が駆けつけ「4区から、ふなやまさんを勝たせて。共闘で私たちのための政治を取り戻そう」と応援しました。

 小池氏は、11年間保健師として住民に寄り添い、仙台市議を4期務めた、ふなやまさんを国会に送り「41年ぶりに宮城県から共産党国会議員を生み出そう」と訴え。「いよいよこの国の政治を変えるときがきた。宮城から政権交代を」と呼びかけました。

 宮城県議補選多賀城・七ケ浜選挙区の藤原ますえい候補も訴えました。

 宮城県大崎市のあさひ中央公園では、宮城6区の内藤隆司候補が決意を表明。佐々木啓一元大崎市議が応援スピーチしました。


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