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2021年10月27日(水)

自民・麻生氏また暴言

“温暖化でコメがうまくなった”!?

 自民党の麻生太郎副総裁は25日、北海道小樽市の街頭演説で「平均気温が2度上がったおかげで北海道のお米はおいしくなった」と発言しました。地球温暖化を容認する暴言に強い怒りと批判の声が広がっています。

 麻生氏は「昔は北海道の米は『やっかいどうまい(厄介道米)』と言うほど売れない米だった。今は、やたらうまい米を作るようになった」と発言。「農家のおかげですか。農協の力ですか。違う。温度が上がったからだ」などと持論を展開しました。

 しかし、寒さが厳しく稲作に不向きだった北海道で、今日、全国ブランドの米を生みだし全国第2位の米生産量を誇るようになったのは、新品種の開発など官民の血のにじむような努力があったからです。

 麻生氏の発言は、こうした長年の農業生産者たちの努力を踏みにじり、気候危機対策に背を向ける二重に許されない暴言です。

 SNS上では「あまりにも低劣」「あいた口がふさがらない」「もう公で発言しない方がいい」など、怒りと批判の声があふれています。

 麻生氏はこれまでも「(少子高齢化は)子どもを産まなかった方が問題だ」など数々の妄言・暴言を繰り返してきました。(土)


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