2021年11月8日(月)
気候危機打開へ市民行進
石炭火発の廃止早く
札幌
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“#気候危機に特効薬なし”―。北海道で気候変動に立ち向かう若者グループ「フライデーズ・フォー・フューチャー(FFF=未来のための金曜日)札幌」は6日、「世界気候アクション札幌行動」で、「気候マーチ」でパレードし、ディスカッションを行いました。
晴天の札幌・大通公園には、大学生や中高生、幼児を連れた母親らが「気候は変えず私たちが変わろう」、「石炭火力発電所の早期廃止を求めます」などの手作りのボードを持ち寄って集まりました。
参加者が代わる代わるスピーチすると、「頑張れ~」と声援を送る若者たちや、拍手を送る若い男女がいて、市民が注目しました。
十勝地域から来た中学3年の女子生徒が「異常気象で緑が失われ、多くの動物が絶滅しています。スマホやテレビの世界ではありません。地球は絶滅の危機にあります。一緒にたたかいましょう」と呼びかけました。
「COP26では、日本はCO2削減をめざす各国の足を引っ張るだけでした」とFFF札幌の共同代表(19)は「スピーチを入れたマーチは初めてだったけど、まわりの人に私たちの思いが少しでも伝わったようです」と語ります。
母親と一緒に初参加した札幌の女子中学生は「母がFFFのSNSをフォローし、発信しているのを見て、参加しました。気候変動について勉強してみたい」と話しました。