2021年11月21日(日)
3年ぶり「福祉灯油」実施
北海道 紙議員に幕別町長「年内に」
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原油・石油製品の高騰が続く中、厳冬期を迎える北海道で、生活困窮者への灯油代に助成する「福祉灯油」に踏み切る自治体が相次いでいます。幕別町は2018年度以来3年ぶりに実施します。
飯田晴義町長が19日、畑作と酪農、赤潮被害、燃油高騰の影響調査で訪れた日本共産党の紙智子参院議員らに明らかにしました。
経済産業省が毎週発表している灯油価格(1リットル当たり)によると、全道平均で101・3円となった10月11日以降も値上がりし、11月15日には112・8円まで上昇。110円を超えたのは08年以来です。
町の実施基準=灯油価格が1リットル当たり100円を大きく上回り、実施を判断した飯田町長。支給額も、商品券7000円分から1万円に引き上げ、さらに「年内に支給したい」と表明しました。
同日訪ねた浦幌町の水澤一廣、豊頃(とよころ)町の按田武両町長も福祉灯油を実施すると表明。浦幌町は2年ぶり、豊頃町は11年連続です。
毎年約100世帯に灯油券200リットル分を支給している豊頃町の按田町長は、住民の不利益にならないよう「灯油価格の最高額を見定めて支給したい」と話しました。
畠山和也元衆院議員と菊地葉子道議、中橋友子幕別町議団長ら各地の党地方議員が同行しました。