2021年11月23日(火)
北谷町長選 共闘が勝利
沖縄 新人の渡久地氏当選
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任期満了に伴う沖縄県北谷(ちゃたん)町長選が21日投開票され、野国昌春町長の後継で新人の渡久地(とぐち)政志・前町議(42)が初当選しました。日本共産党、社会民主党、沖縄社会大衆党、立憲民主党、「新しい風・にぬふぁぶし」など「オール沖縄」を構成する政党・団体の推薦を受け、町民とともに激戦を制しました。
北谷町は、嘉手納基地など複数の米軍基地が町土の多くを占めていますが、これまで基地経済に頼らない平和で住み良い町づくりを目指し、基地返還・跡地利用も進み、にぎわいと活気のある町に発展してきました。
渡久地氏の事務所は午後10時30分ごろ、「当選」の報告を受けると盛大な拍手に包まれました。渡久地氏は「これまで以上に(町を)発展させる」と表明。「オール沖縄の勝利だ。子育て政策を充実させ、コロナ対策を真っ先にやっていく」と力を込めました。
渡久地氏は、自民党と公明党が推薦する前町議の新人候補(次点)に、2104票差で勝利。渡久地氏の後援会会長の瑞慶覧功県議は、今後の選挙の必勝を占う勝利だと述べ、来年1月の同県名護、南城の両市長選など県内の重要選挙への支援を呼びかけました。
支持者の男性(37)は、名護市辺野古の米軍新基地建設反対を掲げる渡久地氏が当選して「よかった。頑張ってほしい」と語りました。社民党の新垣邦男衆院議員(沖縄2区)、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一、高良鉄美の両議員、立憲民主党の屋良朝博前衆院議員も駆け付け、祝意を述べました。
開票結果は次の通りです。
当渡久地政志42無新 5713
阿波根 弘63無新 3609
仲栄真恵美子69無新 2050
(投票率52・62%)