2021年11月24日(水)
オスプレイ 運搬船へ
米軍、那覇軍港から米本土移送
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米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイ3機とCH53E大型輸送ヘリが23日午後、同県那覇市の米軍那覇軍港から自動車運搬船グリーン・レイクに積み込まれました。
オスプレイなどは19日から20日にかけて、事前通告もなく那覇軍港に飛来。米軍は「メンテナンス(整備)のため、船で米本土に運ばれる」と明らかにしていました。グリーン・レイクはこれまでも、米本土からMV22、CV22オスプレイを日本に移送する際に使用され、岩国基地(山口県岩国市)で陸揚げしていました。
那覇軍港はあくまで港湾施設であり、米軍機の使用は目的外使用となります。しかし、米軍は今回のオスプレイなどの飛来は「通常の運用」であり、今後も米軍機の使用がありうるとの考えです。玉城デニー知事、城間幹子那覇市長は厳しく抗議するコメントを出しています。
米陸軍が管理する那覇軍港は市の玄関口に位置しており、街づくりの障害になるとして1974年に返還合意されましたが、「移設」条件付きのため、今日まで実現していません。日米両政府は浦添市への移転計画を進めていますが、同市でも反対の声が強い。