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2021年11月25日(木)

オスプレイまた落下物

沖縄・宜野湾 住宅地に金属水筒

写真

(写真)水筒の落下地点と思われる場所につけられていた白い丸の印=24日、沖縄県宜野湾市

 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイが23日午後、宜野湾市役所北側の住宅密集地に金属製の水筒を落下させたことが24日、分かりました。玉城デニー知事は24日午後、県庁で記者会見し、同基地の危険性除去のためには同県名護市辺野古の米軍新基地建設は解決策にならないと訴えました。

 デニー知事は、長い年月のかかる新基地建設では、普天間基地の危険に県民がさらされ続けてしまうと指摘。「一日も早い危険性の除去は政府の責任だ」と訴えました。

 米側からの落下発生の情報は、24日午前に沖縄防衛局を通じて県に連絡があり、発生時間は23日の「おそらく午後6時45分ごろ」と伝えられました。水筒はステンレス製で、県によると、けが人の情報は入っていません。

 落下が公表された24日も、現場付近では、オスプレイの飛行が確認されました。現場の近くに事務所を構える参院会派「沖縄の風」の伊波洋一議員は現場を訪れ、記者団の質問に、日本政府は普天間基地の「危険性をどんどん積み重ねている」と批判しました。

 同基地周辺では2017年12月、宜野湾市の緑ケ丘保育園、普天間第二小学校に相次いで米軍の部品が落下。同小学校では児童が1人負傷しました。

 デニー知事は、米軍のオスプレイによる今年8月の部品落下事故や、今月19日の那覇軍港への飛来などを挙げ「周辺住民や県民の不安が高まっている」と強調。今後、日米両政府に対して厳重に抗議すると力を込めました。


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