2021年11月26日(金)
辺野古新基地 設計変更
知事の不承認 断固支持
志位委員長が会見で表明
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日本共産党の志位和夫委員長は25日午後4時すぎに国会内で記者会見し、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、同県の玉城デニー知事が軟弱地盤の改良工事に伴う政府の設計変更申請の不承認の意向を固めたことについて問われ、「不承認の判断をするとすれば、断固支持するというのが日本共産党の立場です」と表明しました。
志位氏は、「辺野古新基地建設は計画そのものが破綻しています」と指摘。「超軟弱地盤が存在し、改良工事に政府の試算でも12年以上の年月がかかる。実際にはどれだけかかるか誰にもわからない状況です」と強調しました。
しかも、同県南部の戦没者の遺骨の眠る土を埋め立てに使うという、死者を冒涜(ぼうとく)するような計画まで盛り込まれていると批判。これが設計変更の中身であり、不承認の判断は当然のことだと述べました。
その上で、「不承認の判断が下されれば、政府は重く受け止めて設計変更申請を取り下げるべきだということを強く求めたい。辺野古の新基地建設は中止し、普天間基地の無条件撤去の立場で対応することを強く求めていきたい」と表明しました。