2021年12月30日(木)
リニア建設中止すべき
学習会で山添氏が報告
東京・品川
|
日本共産党品川区議団主催の「リニア新幹線問題学習会」が26日、東京都品川区大井町で開かれ、山添拓参院議員が報告し、リニア建設の中止を決断すべきだと訴えました。
冒頭、白石たみお都議があいさつし、安藤たい作品川区議が、東京外環道の東京・調布陥没事故の現地調査結果を報告。地下40メートルより深い所を掘る大深度地下法に基づくシールド工法で地下を掘り進め、調布市の住宅街で陥没事故を引き起こしました。
リニア建設では都市部で50キロにわたって同じ工法で工事が見込まれています。
山添氏は、日本共産党が10月7日に発表した「リニア中央新幹線建設事業の中止を決断することを求める提言」に基づき報告。南アルプストンネル工事による環境破壊、大井川の減水、コロナ禍での需要の低下、気候危機対策に逆行する莫大(ばくだい)な電力使用など、建設中止を決断すべきだと強調しました。
大田区に住む「リニアから住環境を守る田園調布住民の会」の三木一彦代表は「外環道の陥没事故で大深度地下トンネル工事の危険性が明らかになった。取り返しがつかないことが起きる前に、なんとしても止めたい」と発言しました。
「リニア新幹線の中止を求める品川区民の会」が、新たに取り組み始めた「リニア新幹線の中止を求める請願署名」を紹介。品川区議団も、来年2月の区議会での提出にむけて、大きく広げようと訴えました。