2022年1月7日(金)
京都府に感染拡大防止要請
京丹後米軍関係者感染 党府議団が緊急に
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京都府京丹後市の米軍レーダー基地(米軍経ケ岬通信所)に所属する米軍関係者へのコロナ感染が明らかになったことを受け、日本共産党京都府議団(原田完団長、12人)は6日、西脇隆俊知事に対して、感染拡大防止に関する緊急の申し入れを行いました。
京都府が5日、米軍関係者2人(いずれも20代男性)の感染を明らかにしました。いずれも軽症で感染経路などは調査中としています。
申し入れでは、160人の軍人・軍属が所属する同基地では、2020年にもクラスターが発生しており、今回の全国の米軍基地での感染拡大と急速な市中感染拡大という事態を受け、同市でも同様の事態が発生することが強く懸念されると指摘。同基地をめぐっては、これまでもさまざまな米軍による約束違反が繰り返されており、知事が米軍に対して毅然(きぜん)とした態度で臨み、府民に対して自らの口で説明すべきだとしています。
その上で、▽米軍に感染の詳細情報を明らかにさせること▽全基地関係者への検査と感染者の特定・隔離▽基地閉鎖を含めた行動制限の徹底▽日米地位協定抜本改定を求めるとともに、関係者の入国に際する行動制限など緊急対策の実施。基地撤去を含む厳しい態度表明―などの対策を求めました。
日本共産党京丹後市議団(田中邦生団長、3人)も同日、感染拡大防止の緊急対策を同市に申し入れ、米軍に対する毅然とした対応を求めました。