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2022年2月11日(金)

石垣市長選

住民投票実施を公約

陸自基地賛否問う トイタ氏政策

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(写真)政策を発表するトイタ氏(手前)=10日、沖縄県石垣市

 沖縄県石垣市長選(20日告示、27日投票)に、保革共闘体制で立候補する保守系市議のトイタ芳行氏(52)は10日、同市内で記者会見を開き政策を発表しました。トイタ氏は、「非常に独善的で市民不在」の中山義隆市長(54)=自民、公明推薦=の市政を刷新し、保革を超えて市民に「開かれた市政をつくる」と訴えました。

 同市では、国が陸上自衛隊ミサイル基地建設を強行しています。多くの市民が求めているにもかかわらず中山市長が実施を拒否し続けている同基地の建設・配備の賛否を問う住民投票についてトイタ氏は、「市長提案で実施したい」と述べました。

 トイタ氏は同基地建設に対する市民の「憤りや不安、懸念が置いていかれたまま」だと強調。住民投票で「民意を尊重する。国と市民との間に立って解消できるものは解消し、改善できるものは改善していきたい」と力を込めました。

 新型コロナ対策では、各種交付金や協力金などの支援が行き届いていない業種や個人の実態調査を行い、しっかりと支援を行うと公約しました。

 学校給食費について「家庭への負担が非常に大きい」と述べ、市の財政の優先順位の見直しなどで財源をつくり、完全無償化を行うことを約束。過疎地域で市街地と比べて医療体制が不十分な石垣島北部地区への診療所の設置、航空運賃の離島割引や島外のスポーツ行事などへの児童・生徒の派遣費助成の拡充なども掲げています。


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