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2022年2月16日(水)

教科書政治介入ノー

市民団体が国会内集会

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(写真)「慰安婦」などでの教科書への介入問題などを議論した院内集会=15日、東京都千代田区

 「慰安婦」や朝鮮人の「強制連行」に関する政府統一見解に基づく記述を強制する教科書介入や、日本学術会議会員の任命拒否などの教育や学問の自由を踏みにじる行為に対して怒りの声を上げる集会が15日に国会内で開かれました。子どもと教科書全国ネット21と「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワークの共催。

 関東学院大学の林博史教授は基調講演で、第2次世界大戦後の日本社会が戦争や植民地支配の責任を曖昧にした結果、現代の状況があると指摘。「政府が気に入らない研究者の声を拒否することが、安倍政権以降露骨に出ている。粘り強く声を上げ続けたい」と述べました。

 「強制動員問題解決と過去清算のための共同行動」事務局の矢野秀喜さんは、佐渡金山の世界遺産推薦を岸田内閣が決めたことを取りあげ、「(佐渡金山に)朝鮮の人々を動員した歴史的事実がある上に、新潟県史にも強制労働の事実が書き込まれている」と強調。不都合な事実に触れない政府を批判しました。

 教科書ネットの鈴木敏夫事務局長は「『慰安婦』や『強制連行』は国際的には評価が定まっている問題で、日本政府の人権意識の低さはあきれるばかりだ」と怒りの声をあげました。

 日本共産党からは宮本岳志衆院議員、紙智子参院議員、畑野君枝前衆院議員が参加しました。


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