2022年2月23日(水)
コロナ・経済・平和――参院でも論戦発展させたい
22年度予算案衆院通過 志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は22日、国会内での記者会見で、2022年度予算案が衆院本会議で可決されたことへの受け止めを問われ、「日本共産党として、新型コロナから命を守る、新自由主義を転換して『やさしく強い経済』をつくる、『戦争する国づくり』を許さないという三つの方向で論戦し、抜本的な組み替え提案をした。このたたかいを参院でも大いに発展させたいと決意している」と述べました。
国民民主党が予算案に賛成したことへの受け止めを問われ、志位氏は「本予算には自公政権の全体の姿が示されている。これに賛成するというのは自らを与党化するという宣言になる」と指摘しました。災害対策など使途が限定された補正予算であれば賛成する場合もありうるが、本予算は全く性格が違うとして、「本予算は自公政治そのものだ。それに白紙委任状を与えるということになった」と述べました。
さらに、国民民主党が予算案に賛成したことによる参院選での野党共闘への影響について問われ、「今回の行動によって、(共闘の)条件はなくなったというのが今の私たちの考えだ」と述べました。