2022年3月21日(月)
赤潮など被害は深刻
紙氏 北海道漁業の実態示す
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日本共産党の紙智子議員は8日の参院農林水産委員会で、ロシアのウクライナ侵略に対するロシアへの経済制裁が貿易取引に与える影響と情報提供などの支援策について質問しました。
渡辺洋一輸出国際局長は「本日、相談窓口を設定した。情報提供に努めたい」と答弁。金子原二郎農水相は「影響が生じる場合は、しっかり対応したい」と答えました。
紙氏は、昨年9月に発生した北海道の赤潮被害について質問。釧路地方のコンブがお湯をかけたように緑色に変色し販売への不安があることや、エゾバフンウニの8~9割がへい死している実態を示しました。
また、十勝地方のサケの被害も深刻で、ある町長が「近年、漁業者、漁協はサケの不漁に苦しみ耐え忍んできた。そこに今年は赤潮被害、大雨による流木被害、燃油高騰で三重苦だ。今後も続くならば漁業経営の崩壊を招き、町づくりの根幹を揺るがす。赤潮被害は激甚災害だ」と訴えていることを紹介し、認識をただしました。
金子農水相は「被害状況については重く受け止めている」と答えました。