2022年3月31日(木)
那覇軍港「移設」案 提示
防衛省 位置と形状を説明
米軍那覇軍港(那覇市)の沖縄県浦添市への移設=新軍港建設に関する国と県、那覇市、浦添市などによる協議会が30日、オンラインで開かれ、防衛省が新軍港の位置と形状案を提示しました。
防衛省から示された案は、ハンマー状で面積は約49ヘクタール。案について次回の同協議会に向け、それぞれ検討することとなりました。
終了後、記者団の取材に応じた沖縄県の金城賢知事公室長によると、県は、2月に米軍が那覇軍港で強行した軍用機を用いた訓練について「断じて容認できない」と伝達。「代替施設は現有機能確保を目的としていることが移設協議会で確認されてきた」とし、2月と同様の訓練が代替施設でも恒常的に行われるのであれば「機能強化に当たり、これまでの移設協議会の確認事項と齟齬(そご)が生じる」と指摘しました。
防衛省からは、那覇軍港で行われる運用や訓練は「代替施設においても想定され得るもの」との発言があったといいます。
無条件撤去を
日本共産党の渡久地修県議団長のコメント 那覇軍港でオスプレイなど軍用機を使った訓練が強行されるなど、新軍港は新たな基地機能強化につながる。那覇軍港は無条件撤去すべきだ。