2022年5月14日(土)
米兵による強制性交等致傷事件
抗議の意見書・決議
沖縄県議会は13日、昨年10月に起きた米海兵隊員による女性への強制性交等致傷事件に厳重抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。
意見書・抗議決議は、事件を「人間としての尊厳をじゅうりんするものであり、断じて許されない」と糾弾。昨年1月と8月に発生した同様の事件に対し、再発防止を厳重に訴えたにもかかわらず今回の凶悪事件が発生したことに、米軍の人権教育や隊員の管理体制が機能していないとして「激しい憤りを禁じ得ない」と抗議しました。
日米両政府と米軍に対し、▽被害者への謝罪と完全な補償、丁寧な精神的ケア▽米軍人・軍属等の綱紀粛正の徹底と抜本的・具体的で実効性ある再発防止策の策定▽日米地位協定の抜本的改定―などを要請。また、1995年と2004年の日米合同委員会で合意・確認された被疑者の起訴前の身柄引き渡しについて、「適切に対応すること」も要請事項に盛り込みました。