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2022年5月15日(日)

「米軍基地全面撤去」「整理縮小」望む57%

沖縄の高校生アンケート

 沖縄の本土復帰50年の節目に合わせた県内の高校生アンケート調査で、米軍基地を「全面撤去」「整理縮小」すべきだとの回答が合わせて57%に上りました。現在の沖縄で一番大きな問題は何かとの問いでは「基地」が最多の39%となりました。

 アンケート調査は、高校教員が中心となってつくる沖縄歴史教育研究会が実施し、県内の高校2年生を対象に、48校・1491人から回答がありました。

 米軍基地をどうすべきかについて、「全面撤去」が9%、「整理縮小」が48%でした。「そのままでよい」が24%、「もっと強化」が4%、「わからない」が15%でした。

 現在の沖縄で一番大きな問題は何かについては、「基地」39%、「経済」26%、「環境」16%、「福祉」8%、「わからない」9%でした。「その他」は3%で、新型コロナウイルスや、ヤングケアラーの問題が挙げられました。

 沖縄の歴史・文化を学ぶことについては、「とても重要」が38%、「重要」が41%と、合わせて79%と高い水準となりました。

 同研究会は「米軍基地に対する高校生の意識は、調査時の社会状況などが影響すると考えられるが、関心は高いといえる。今後の沖縄のあり方を考える上でも、沖縄と基地について考えさせることが必要である」と分析しています。


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