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2023年1月24日(火)

病院内保育 充実を

民医連 厚労省に改善求める

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(写真)厚労省の職員に要請書を手渡す民医連の保育士と倉林参院議員(左端)=23日、参院議員会館

 医療従事者の子どもなどが利用する院内保育所の充実を求めて、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)は23日、国会内で厚生労働省に対し、保育行政の改善を要請しました。新型コロナウイルス感染症が続くもと、医療従事者や保育所職員が安心して働けるよう、質の高い保育を確保することを求めました。

 参加した院内保育所の保育士は「夜間や休日、病児保育をしてくれる認可施設が病院の近くにあるとは限らない。地域の命や健康を守るために働く親を支えているのが、院内保育所です」と強調します。

 一方、院内保育所では、認可の基準を満たすことが難しい施設が多くあります。そのうえ、たとえ認可の基準を満たしても「認可保育所が定員割れをしているから、これ以上認可施設は必要ない」などを理由に認可しない自治体もあるといいます。認可外施設と認可施設では受け取る補助金や保育士の処遇に差が生まれます。

 保育士は院内保育所に対し、認可施設と同等の補助金や保育士の配置基準を求めました。「子どもたちが健やかに豊かに育っていくことが私たちの願いです。どの保育施設にいても同質の保育を受けられる環境にしてほしい」と訴えました。

 このほか要請では、院内保育所の認可化を積極的に進めることや、運営費に対する補助金や保育士の単価を抜本的に増額することなどを求めました。

 日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員が参加しました。


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