2023年2月26日(日)
ウクライナ侵略1年 犠牲者思い 各地連帯
ロシアの蛮行とめて トルコ
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【イスタンブール=秋山豊】トルコのイスタンブールで24日、ウクライナ難民らがロシアによる侵略に抗議するデモを行いました。参加者は、横断幕のように長いウクライナ国旗に、ロシア軍に殺害された人びとの写真をならべ、ロシアの蛮行を批判しました。
参加者は胸に手をあててウクライナ国歌を歌い、「ウクライナに栄光あれ」と唱和しました。犠牲になった人びとの写真には「ミハイロ 5カ月」「ソフィア 6歳」と書かれた子どものものもありました。
侵略が始まる前、ウクライナ東部ハリコフで教師をしていたインナ・ティシチャンコさん(52)は「幸せな日常生活が完全に破壊された。命を奪われた生徒や、家族を亡くした生徒もいるでしょう。ロシアは子どもたちから思い描いていた未来を奪った」と語りました。
トルコは黒海をはさんでウクライナ、ロシア両国と隣接。侵略開始後、ウクライナから多くの人びとが逃れてきました。イスタンブールでは毎日、ロシアに抗議するデモが行われています。
ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミアに親せきがいる、アリヤ・ウセノバさん(44)は「ロシアはウクライナの子どもを殺し、人びとの住まいを破壊してきた。この戦争は、ロシアが侵略をやめれば終わる。国際社会はウクライナを支え、ロシアの侵略をとめてほしい」と訴えました。