2023年2月26日(日)
ウクライナ侵略1年 犠牲者思い 各地連帯
自国の未来 危機重ね ハンガリー
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【ブダペスト=田中健一】ハンガリーの首都ブダペストで24日、ウクライナに連帯し、ロシアのウクライナ侵略戦争に抗議するデモと集会が開かれました。野党勢力が主導して開かれ、地元ニュースサイト「テレックス」によると約1000人が参加しました。
デモは市中心部の広場を出発。「プーチンはテロリスト」「ウクライナに栄光あれ」などのスローガンを叫びながら行進しました。
終着点となったロシア大使館前では、通りを埋め尽くして抗議集会を開きました。野党系のカラチョニー・ブダペスト市長は、戦争の悲惨さを強調しながら、ロシアのプーチン大統領との停戦対話を促す政治家は「自らを辱める敗者だ」と批判。「真の平和は、ウクライナの勝利で来る」と訴えました。
ウクライナ難民のダーシャさん(20)は「家族や友人や親戚が戦争で殺された。プーチンは殺人者だ」と非難しました。
ロシアとの結びつきを維持するオルバン首相を批判する声もありました。IT技術者のアロンさん(34)は「オルバンのマスコミ統制などの政策はプーチンと似ている。プーチンの政治を見るとハンガリーの未来のようだ」と述べました。