2023年8月1日(火)
ウクライナ避難の高校生
大学の高学費が心配
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仏教の教えによる子どもたちの育成を掲げる全国青少年教化協議会(会長・大樹孝啓第258世天台座主)などが31日、東京都内で「ウクライナの今と明日を考える」集会を、会場とオンラインを併用して開きました。
同協議会代表執行理事の神仁(じんひとし)さんはあいさつで「いま日本には2000人のウクライナの人たちが避難しており、そのうち400人が未成年の子どもたちです。今日は3人の高校生からいま抱えている状況、未来の夢を語っていただき、どのように支援していけるのかを考えていきたい」とのべました。
1年ほど前から石川県内の高校で学んでいる3人が上手な日本語で報告しました。
ハルキウから来た高校生2人は「戦争が早く終わってほしい。今は大学に進学し、自分の人生を考えたい」(バレリア・ロトリエヴァさん)、「日本人と日本文化に慣れるのは大変だった。大学に進んで、日本の伝統文化を学びたい」(マリア・リスヒナさん)とのべました。
キーウ近くから避難のゲオルグ・ハバロフさんは「ポーランドに避難した後、自分で日本に渡る方法を探して来ました。いろいろな言語を学びたい」とのべました。
ゲオルグさんは進学について「日本の大学は料金が高い。それが心配です」と話しました。