2024年2月5日(月)
ガザにもウクライナにも平和を
大使館前 高校生・学生が抗議行動
東京高校生平和ゼミナールと東京学生平和ゼミナールは4日、イスラエル大使館前とロシア大使館前で、虐殺や戦争に対する抗議行動を行い、各大使館にメッセージを届けました。参加者は「ミサイルによる無差別攻撃をやめろ」「国際法を守れ」と声をあげました。
イスラエル大使館前で高校1年生は、人々の絶望と死、子どもたちの墓場と化した街をこの3カ月間テレビやSNSで見続けていると強調。「世界中で声をあげている多くの市民とともにパレスチナの人々に連帯する」と語りました。
大学2年生は、イスラエルによる無差別・大量虐殺によって子どもの死者は1万人を超えたと指摘。「これはジェノサイド(集団殺害)だ。UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への資金を止めて苦しむのは一般の市民だ」と語りました。
ロシア大使館前で高校1年生は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって2年がたとうとしているが、そこで暮らす人々の日常は奪われたままだと批判。「罪のない市民、子どもたちを殺さないでください」と述べました。
大学3年生は、ロシア国内で戦争に反対する人々への弾圧も強まっていると強調。「戦争では社会的弱者から犠牲になる。武力に頼らない真の安全保障を私たちは追求する」と話しました。