2024年2月25日(日)
ウクライナ侵略をどう終わらせるか
米国は「二つの弱点」ただし、「国連憲章守れ」で全世界が団結を
志位議長が主張
日本共産党の志位和夫議長は24日、長野県上田市で開かれたつどいで、ロシアによるウクライナ侵略から2年にあたり、同戦争をめぐる米国が「二つの弱点」をあらためる必要性を説きました。
つどいでは会場から「ロシアのウクライナ侵攻2年となり、即時停戦の声をどう思うか。この戦争を終わらせることはできるのか」との質問がありました。
志位氏は、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃と違い、ロシアがあれだけ侵略している状況のなかで「即時停戦」を主張するわけにはいかないと指摘。「『国連憲章守れ』の一点で、全世界がロシアの蛮行を包囲することが必要」「戦争を終わらせるには世界が団結することです」と語りました。
その上で志位氏は、「現状でそうした団結がつくれているとはいえない」として米国の対応の弱点を指摘。米国が(1)「民主主義か専制主義か」という価値観で分断してきたこと(2)ロシアの侵略を批判する一方でイスラエルのガザ攻撃に正面から批判せず事実上擁護してきた「二重基準」をとっていること―2つの弱点があると指摘。「『国連憲章を守れ』の一点で全世界が団結するうえで、この2点をあらためなければいけない。日本政府も米国追随の姿勢をただす必要があることを強くいいたい」と語りました。