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2025年2月24日(月)

ウクライナ侵略3年

全土被害 貧困下に900万人

難民690万人

 ロシアによるウクライナ全面侵略が始まって24日で3年となります。ロシアが併合を宣言したウクライナ東部・南部4州で戦闘が続き、双方で多数の戦死者が出ています。ロシア軍のウクライナ全土への攻撃による民間人の犠牲者も増え続け、数百万人の難民や国内避難民が置き去りにされています。2024年以来の各種世論調査では、ウクライナ国民の約半数が戦争終結を望んでいますが、米国とロシアが停戦交渉を始める中で、ウクライナ国民の間では領土や主権を失うような決着がはかられることへの懸念が出ています。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は今月4日、英ジャーナリストのインタビューに対し、ウクライナの戦死者が4万5100人、負傷者は39万人に達したと述べました。戦死者の公式発表はなく、実際はこれを上回る犠牲が出ているとみられます。

 民間人の犠牲者は、ウクライナ当局の最新統計で、死者1万1500人以上、負傷者約2万3千人。ロシア軍の戦争犯罪は約14万7千件が確認されています。

 ロシア軍は東部ドネツク州で攻勢に出ており、24年に新たに占領した領土は4168平方キロに上ります。(米シンクタンク戦争研究所)

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると19日現在、ウクライナ難民数は世界で690万人にのぼり、その大半が欧州諸国に身を寄せています。欧州で第2次世界大戦以降最大の難民危機となっています。

 厳寒期のウクライナでは、ロシアによるエネルギー施設への攻撃で厳しい生活を強いられています。900万人以上が貧困状態に置かれ、性暴力被害者や障害者への支援体制も欠如しており、国連や人道団体はウクライナへの支援を呼びかけています。

 また公表された情報に基づいてロシア側の戦死者数を分析している英BBCとロシアの独立系「メディアジーナ」によると、ロシア側戦死者は9万5000人を超えています。実際の戦死者を14万から21万と推計する研究機関もあります。


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