2025年3月20日(木)
スポーツ賭博認めるな
政府のカジノ解禁姿勢も批判
衆院経産委 辰巳氏
![]() (写真)質問する辰巳孝太郎議員=19日、衆院経産委 |
日本共産党の辰巳孝太郎議員は19日の衆院経済産業委員会で、違法なオンラインカジノの利用者の急増に警鐘を鳴らし、スポーツベッティング(スポーツの試合を対象とした賭博)について政府の姿勢をただしました。
辰巳氏は、海外のオンラインカジノサイト「ベラジョン」に、「キュラソー政府(オランダ領)のライセンスを取得」「コンプライアンスを完全順守」などと記載されており、「(日本から利用しても)合法だと誤認する」と指摘。日本でパチンコや公営ギャンブルが認められている一方、政府としてカジノを解禁していく姿勢も、合法だと誤認させる要因だと主張しました。
辰巳氏は、文部科学省が2022年に策定した「スポーツ基本計画」に「(スポーツベッティングについて)法的な整理も含めた検討を行う」との記述があり、実際に検討しているのかと質問。武部新文科副大臣は「検討していない」と答えましたが、今後も検討しないのかと念を押されると「現時点で断定的に申し上げることは差し控える」として否定しませんでした。
辰巳氏は、経産省の研究会の提言も「スポーツベッティングを活用した新しい資金循環の可能性」に言及していると追及。武藤容治経産相は「導入に向けた検討を行ったものではない」などと弁解しました。
辰巳氏は、大阪市の夢洲(ゆめしま)で整備されているカジノ施設でのスポーツベッティングは禁止するのかと質問。今井絵理子内閣府政務官は「IR整備法と同法施行規則には含まれていない」と答弁しました。
辰巳氏は、同法制定時の意見公募に対するコメントへの回答で「公正性の確保の手法が諸外国で確立されている場合等」は認められる可能性があるとしており、「懸念は拭えない」と強調。将来にわたり解禁すべきではないと主張しました。