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2025年3月26日(水)

アジアでの化石燃料支援やめよ

マレーシアでは市民が大反対

参院環境委 山下氏が追及

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(写真)質問する山下芳生参院議員=24日、参院環境委

 日本共産党の山下芳生参院議員は24日の参院環境委員会で、アジア各国で批判が高まる日本の二酸化炭素(CO2)輸出と化石燃料支援について追及しました。

 山下氏は日本で大量に出たCO2をアジアで地下貯留する「CCS」には、世界の90の市民・環境団体が共同で抗議の意見書を日本政府に提出したと紹介。「200年、300年もCO2を海外で貯留し続ける法制度を海外でつくるのは難しい」と指摘しました。

 資源エネルギー庁の木原普一政策総括調整官は「受け入れを模索する国もある」と答弁。山下氏は、マレーシアでは受け入れの法案が議論されているが、市民社会が大反対していると指摘し「これまでプラスチックごみを受け入れ、多くの市民が被害を被ってきたからだ。廃棄物植民地主義と指摘されている」と述べました。

 さらに、日本が進めるアジア・ゼロエミッション共同体構想(AZEC)に基づき、石炭火力など化石燃料延命のためのアンモニア混焼や、液化天然ガス(LNG)拡大などが、アジア各国で日本企業との70を超える覚書案件で進められていると指摘。「アジアの再エネ移行を阻み、海洋生態系や漁業への悪影響、健康被害をもたらしている」と批判しました。

 浅尾慶一郎環境相は「CO2の海外貯留は有力な選択肢だ」などと無責任に答弁。山下氏は「リスクがあり、展望の無い化石燃料延命の技術支援でなく、再エネの大量導入こそ支援すべきだ」と指摘しました。


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