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2025年4月17日(木)

女性起業家守る法制度に

スタートアップユニオン 辰巳・岩渕氏が懇談

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(写真)スタートアップユニオンの松阪美穂代表(左から2人目)と川原梨央奈氏(左)から要望書を受け取る(右から)岩渕友参院議員、辰巳孝太郎衆院議員=16日、衆院第2議員会館

 日本共産党の辰巳孝太郎衆院議員と岩渕友参院議員は16日、国会内で、起業家の働く環境改善や女性起業家へのセクシュアルハラスメント問題などに取り組むスタートアップユニオンと懇談しました。両議員は、女性起業家へのセクハラ問題の実態を聞き取り、ジェンダー問題や性加害から起業家を守る法整備を求める要望書を受け取りました。

 同ユニオンは、女性起業家の性被害撲滅、ジェンダーギャップや人権侵害の改善を求めて2024年10月1日に発足。松阪美穂代表は懇談で、セクハラに対する刑事罰や起業家へのハラスメントを禁止する法律がなく、女性起業家が少ない原因は育休が確立しておらず、子育てとの両立の難しさやセクハラを受けても訴える場所がないことだと強調しました。

 松阪代表は「起業家の業界は何かあるとすぐにうわさが広まるため、怖くて言えない」と指摘。セクハラ被害を受けても隠ぺいされ、女性は孤立してしまうとして、相談窓口の開設やヘルスチェックの実施など環境改善を求めました。

 同ユニオンの川原梨央奈さんは、セクハラ被害を男性投資家に相談したが、その後SNSで悪口を書かれたとして「周りは被害を受けた女性の立場に立ってくれず、相談場所が無い」と話しました。

 辰巳氏は、告発し続けることは重要だと述べ、「今国会でこの問題を取り上げていく」と表明しました。


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