2025年4月19日(土)
生活の足 第一に
新幹線延伸凍結を 党道委が声明
![]() (写真)政策を発表する(左から)はたやま、宮内の両氏=18日、札幌市 |
日本共産党北海道委員会は18日、北海道新幹線の札幌までの延伸を凍結し中止を含めた道民的な議論を呼びかける声明と、参院選政策を発表しました。
札幌延伸は、今年3月に国土交通省の有識者会議が38年度末以降の開業見込みとし、新たなリスクがあればさらに数年単位で遅れると指摘しています。
記者会見で、はたやま和也党道副委員長(参院比例予定候補)は▽工事費用が増大し、自治体負担やJR北海道が支払う貸付料などを通じて道民に跳ね返る▽有害残土や水枯れの発生、工事で6人が死亡するなど自然や現場への影響がある―と指摘。並行在来線の廃止やバス路線の廃止や縮小などにより道民の通勤・通学・通院の足が奪われ、自動車がなければ生活できなくなっている現状を示し、「生活の『足』として道民を支える責任こそ第一に果たすべきだ」と述べました。
参院政策は、▽暮らしの困難を乗り越え北海道の「経済再生」へ▽北海道を「戦争する国づくり」の「最前線」にさせない▽ジェンダー平等やアイヌ民族の先住権回復―などを提案。はたやま氏は「自民党政治の大本に切り込む政策を広く道民に伝え、参院選で勝利したい」と語りました。
宮内しおり参院道選挙区予定候補は、「国政を変えてこそ暮らしも平和も守られる。誰もが安心して暮らせる北海道へ、参院選で勝利したい」と語りました。