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2011年11月1日(火)

介護保険利用料2倍に

厚労省方針 年収320万円超対象

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 厚生労働省は31日、年収320万円以上もしくは年収383万円以上の高齢者を念頭に、介護保険サービスの利用料を引き上げる方針を示しました。現在の利用料は1割ですが、2割への倍増を例示しています。

 また、▽介護保険施設(特養ホームなど)の相部屋の入所者の居住費を値上げ▽施設の居住費を軽減する「補足給付」を受けている人が家などの資産をもつ場合は負担増を求める―など、大幅な利用者負担増を打ち出しました。

 2012年度中の実施を視野に、早ければ来年の通常国会に関連法案を提出する意向です。同日開かれた社会保障審議会介護保険部会で提案しました。

 そのほかにも▽要支援と認定された人の利用料を引き上げる▽ケアプラン(介護計画)作成を無料から有料に変える▽施設に入所する要介護1、2の人の負担を増やして施設からしめだす―ことを検討課題にあげました。

 これらは、介護労働者の賃上げ(月1万5千円程度)のための「処遇改善交付金」を今年度末で廃止する代わりに、別の措置を講じて賃金を維持するための財源確保策とされています。


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