2011年11月7日(月)
亡穀の道 許さない
京都でトラクター先頭にデモ
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野田首相が参加表明を急ぐTPP交渉に反対する緊急行動が6日、京都市内で行われました。行動は労組や民主団体でつくる京都食健連や府市民総行動実行委員会などがよびかけ、雨模様のなか約300人が集まりました。
参加者は、「TPPは亡国(穀)の道」などと書かれた、むしろ旗を掲げるトラクターを先頭に円山公園までデモ行進し、「地域経済と農業を守りましょう」「野田政権のTPP参加反対」と沿道に向かってアピールしました。
京都市役所前では、よびかけ団体を代表して京都総評の岩橋祐治議長があいさつし、各団体の代表らがリレートークしました。
京丹後市で農業を営む京都農民連の安田政教書記長は、農地や地域を守ってきた農家の役割を強調し、「TPPが強行されれば農業は成り立たなくなる」と力を込めました。
京都府歯科保険医協会の林光一理事長は、「もっとも危惧されるのは混合診療の全面解禁だ。コストに合わない救急医療や産科、小児科は閉鎖され、保険証1枚で医療を受けられる皆保険制度は根底から崩される」と述べました。
来年2月予定の京都市長選に立候補を表明している中村和雄弁護士、京都農協労組、新日本婦人の会京都府本部、日本共産党の加味根史朗府議が訴えました。