2011年11月13日(日)
TPP交渉参加阻止 全国で宣伝
福島でJA 若者らも関心
野田首相の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加表明から一夜あけた12日、全国でJA関係者や日本共産党がこれに抗議し、参加阻止を訴える行動を繰り広げました。
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JAグループ福島の職員らは福島県の福島、郡山両市で、「被災地の復旧・復興の大きな妨げになる」と抗議の宣伝行動をおこないました。
福島市のJR福島駅前では、「大義なきTPP交渉参加へ怒り!」と題したビラを配布。7、8割の人たちが受け取り、「TPPだって」と語りあう若者たちもいました。
JA福島中央会の川上雅則参事は「福島県は、大震災と原発事故で生産基盤が弱まり、高齢者をはじめ農業への意欲が落ち込んでいます。そのうえにTPPでは…。悔しさと怒りでいっぱいです。ひきつづき参加阻止へ運動する」と語ります。
また、JA宮城中央会、JA山形中央会が会長名で抗議の声明・談話をだしました。
千葉で共産党 「世論大きく」
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日本共産党千葉県委員会は12日、千葉市のJR千葉駅前で、野田佳彦首相が環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を表明したことに抗議する緊急宣伝を行いました。
浮揚幸裕県委員長、中嶋誠書記長・農漁民部長らがマイクを握り、「TPPの問題は農業だけでなく、医療や雇用などあらゆる分野に影響する。参加反対の世論を大きくしていきましょう」などと訴えました。
バス待ちで、「しんぶん赤旗」号外を熱心に読んでいた成田市の男性は「共産党支持ではないが言っていることは正しい。TPP参加は反対だ。野田首相は消費税増税もするようだし辞任してもらいたい」と話しました。