2011年11月23日(水)
食と農守る出発点に
震災復興支援へ「産直みほん市」
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全国の産直品や直売・加工品が集まり復興支援と地産地消をすすめる「ふるさと産直みほん市2011」が22日、東京都内で開かれました。
リンゴ、甘酒、コシヒカリの新米などをだした福島県農民連の亀田英俊会長は、震災復興と原発被害全面賠償、食を危うくする環太平洋連携協定(TPP)にふれ「食と農業を守る新たな運動のスタートになるみほん市にしよう」とあいさつ。同県農民連青年部の岩淵希さんは、「避難していた青年部の人も戻ってきている」と語り、甘酒を参加者にすすめました。
同みほん市は農民連の産直組織の「農民連ふるさとネットワーク」、農協の産直をすすめる団体「日本販売農業協同組合連合会」などの主催。北海道から沖縄県まで100組織の有機・無農薬野菜や果物、肉、ハム、卵などがならび、650人が来場しました。
学校給食用の食材コーナーには、農民連食品分析センターの「放射性物質は検出せず」の検査証が置かれていました。「1歳児がいて離乳食が気になる」という女性(30)は、「国が放射能の基準値をもっと厳しくして、このように全部検査したら安心して買える」と、話していました。