2011年11月29日(火)
独裁許さない大闘争を
大阪市長選・府知事選受け 市田書記局長が強調
閉塞打破の方向示したい
日本共産党の市田忠義書記局長は28日の記者会見で、大阪府知事選・市長選の結果について問われ、大阪市長選で当選した橋下徹市長が自分に反旗を翻した市の職員に「市役所を去れ」と述べ、教育委員に「選挙結果を重く受け止めろ」と恫喝(どうかつ)していることを指摘しました。
市田氏は「われわれが『橋下独裁』と言ってきたことが事実をもって早くも証明された。こういう『独裁』政治が長続きするはずがなく、やがて大阪の府民、市民がその真実を見抜く時がくるだろう。われわれは、この『独裁』を許さない運動の大闘争を展開したい」と述べました。
さらに国政選挙への影響について市田氏は、橋下「独裁」の背景に自民、民主による政治の閉塞(へいそく)状況に対する反動的打開の動きがあることを指摘。一方で、「政治の閉塞状況の大もとには財界いいなり、アメリカいいなりの政治が横たわっており、その枠内にとどまっている限り、政治の真の変革はない」として、「日本共産党は古い自民党政治に変わる新しい政治の枠組み、閉塞状況打破の方向を能動的・積極的に示していきたい」と述べました。