2011年12月9日(金)
09年度決算を否決
参院委 井上議員が米軍支援批判
参院決算委員会は7日、2009年度決算を日本共産党を含む野党の反対多数で否決しました。
日本共産党の井上哲士議員は討論で、自公政権・麻生内閣による同年度予算は、経済悪化を食い止め、暮らしと内需回復に役立つ方策を持たず、大企業と大資産家減税をいっそう拡大するものだったと批判。米軍再編と自衛隊の海外派兵体制づくりを本格的に進めるものであり、同予算を執行した予算は是認できないと主張しました。
予備費について、インド洋における自衛隊の補給支援活動経費が含まれており、憲法違反の米軍支援は認められないとのべました。
委員会では、内閣に対する警告決議を全会一致で可決。原子力安全・保安院が原発シンポジウムで「やらせ」を指示していた問題で「国民の信頼を大きく失墜させたことは遺憾である」として再発防止を求めるなど6項目の警告をしています。