2011年12月25日(日)
青森 TPP阻止へ2200人
県知事・漁連・医師会ら
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環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する青森県民総決起集会が24日、青森市の産業会館で開かれました。「TPP交渉参加阻止対策県本部」(本部長・工藤信県農協中央会長)が主催したもので、県漁連、県りんご協会、県医師会、県生協連なども協賛。会場は2200人の参加者で埋まり、「TPP交渉参加阻止」の強い決意を示しました。
壇上には、三村申吾県知事、県選出の各党国会議員、協賛団体代表がズラリと並びました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員、諏訪益一、安藤はるみ両県議も参加しました。
工藤本部長は、「広範な団体の集会参加は、運動の大きな力になる。連携を強め、参加阻止にまい進する」とあいさつしました。
県医師会の齊藤勝会長は、「TPP参加は、自由診療など医療を金もうけの手段にするもので、日本の医療を壊す」とTPP参加反対を強く訴えました。
「党と議員個人の考えが同じな日本共産党の高橋ちづ子です」と切り出した高橋議員は、自身の国会質問も交えながら、TPPの問題点を指摘し、参加阻止のためにともにたたかう決意を表明、大きな拍手を受けました。
集会では、TPPが締結されれば、農林水産業をはじめ地域の「経済・社会が崩壊するだけでなく、我われの暮らしが一変するおそれがある」として、交渉参加阻止の特別決議を採択。「ガンバロー」を三唱し、決意を新たにしました。