2012年1月7日(土)
TPP反対シール投票 青年ら次々
全国食健連が新春宣伝
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全労連、全農協労連、新日本婦人の会、農民連などでつくる「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は6日夕、東京・新宿駅前で新春宣伝をおこない、環太平洋連携協定(TPP)への参加中止をもとめる署名とシール投票への協力を訴えました。
参加者は、TPP参加反対を訴えるビラとミカンを配布。学生や青年らが次々投票に応じました。投票の結果は反対100人、賛成4人。
自営業の女性(31)は、「政府はTPPに参加したら、どんな影響がでるのかはっきり国民に示すべきだ」と怒りをあらわにし、神奈川県の女子学生(19)は、「遺伝子組み換え食品の問題など食の安全を考えるとこわい」と話しました。
野田政権はTPP参加にむけて、米国との秘密交渉を水面下で開始しました。東京・国分寺市に暮らす大学1年生の女性は、「交渉内容を国民に明らかにしないなんてありえない」といって「反対」のボードにシールを貼りました。
福島県出身の男性(64)の実家はコメ農家で、酪農も営んでいましたが、原発事故の放射能被害で続けられなくなりました。「TPPに参加したら立ち直れなくなる。民主党や自民党の政治ではもうだめだと思う。国民の立場で良識のある政治をしてほしい」