2012年1月7日(土)
那覇 昼デモ1454回
「新基地建設を断念せよ」
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「新基地建設を断念せよ」―。6日昼、那覇市の沖縄県庁周辺に、新年最初の唱和が響きました。
県内の平和・民主団体でつくる「核トマホークくるな昼休みデモ実行委員会」が毎週金曜日に実施しているもの。県原水協、統一連、平和委員会の3団体が提唱して、1984年2月17日に1回目の昼休みデモが行われて以降、今回で1454回目。今年2月に29周年を迎えます。
午後零時半、「新年初歩き」「昼休みデモ」の横断幕を先頭に約30人が行進を始め、昼休みでにぎわう官庁・繁華街で「核兵器の緊急廃絶」「危険な普天間基地は即時閉鎖せよ」などと呼びかけました。
行進終了後、副実行委員長の阿波根昌秀弁護士は「デモは今年中に1500回を迎えます。私たちの思いを大いに発信しましょう」とあいさつ。参加者は、おしるこで冷えた体を温めました。
「これだけ続けられたのは、人類は核兵器と共存できない、平和を願い命と安全を求めるたたかいに道理があったから」と語るのは国会議員勇退後、毎回参加している古堅実吉さん(82)。「沖縄防衛局による年末未明の評価書提出は、年内提出というアメリカとの約束を忠実に果たすためだけのもので一片の道理もない。日米両政府は敗れ、新基地建設を許さない私たちのたたかいは必ず勝利します」