2012年1月9日(月)
“消費増税の協議を”
NHK番組 民主・輿石氏呼びかけ
8日のNHK討論で、民主党の輿石東幹事長は、消費税増税のため週明けにも幹事長・書記局長レベルでの与野党協議を呼びかける考えを明らかにしました。しかし、他党は協議に参加することに難色を示しました。
この中で輿石氏は、自民党の谷垣禎一総裁らが“消費税増税は民主党の公約違反だ”と批判していることに対し「公約違反にあたらない」と開き直りました。その理由として「(8%に上げるのが)14年4月、10%にするのが15年10月ということだから、私たちが信託を受けた4年間の任期後になる」と強弁しました。
その上で輿石氏は、自民党も消費税増税を公約していたことなどを指摘し、協議入りを強く促しました。また、野党が応じない場合、「政権与党の責任としてやっていきたい」と民主党単独でも消費増税関連法案を提出する考えを示しました。
これに対して谷垣氏は、消費税増税の必要性を認めつつ、民主党は消費税増税の必要はないとマニフェストで訴えて政権についたと強調し、消費税増税は「政権の自己否定だ」と繰り返しました。
公明党の山口那津男代表も、「消費税を上げないと言ってきたことを、いま上げるというふうに変わっている。国民との約束に反する」と批判。みんなの党の渡辺喜美代表も「増税ありきの談合には応じられない」と述べました。