2012年1月18日(水)
八ツ場ダム きっぱり中止を
市民ら9団体
東京・霞が関 緊急行動
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民主党政権が昨年末、マニフェストに反して決定した群馬県長野原町の八ツ場(やんば)ダム事業再開に対し「八ツ場ダムをストップさせる市民連絡会」など9団体は17日、東京・霞が関で緊急抗議行動を行いました。
100人を超える参加者は「民主党はウソつくな」「前田(武志国土交通)大臣は辞めろ」などと書かれたプラカードを手にアピール行進。「増税するよりダムやめろ」「ダムより震災復興だ」と唱和しました。
行進の途中、国交省と内閣府に対し▽ダム事業を検証する有識者会議の人選やり直し▽整備新幹線、リニア新幹線など不要不急の事業の見直し▽同様の事業費の東日本大震災復興へのシフト―などを求める要請が行われました。
衆議院第1議員会館で開かれた抗議集会には約270人が参加し、学者やジャーナリスト、市民団体の代表らが講演しました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員があいさつし「マニフェストを覆した再開決定に対する『許せない』という気持ちを一つにして、きっぱりと中止に追い込んでいこう」と訴えました。