2012年2月28日(火)
被爆の実相 わかりやすく
原爆展へ 新パネル作製
日本被団協が発表
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日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は27日、被爆67年のことし、15年ぶりに新しく企画・編集した原爆パネル「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」のお披露目会見を東京都内で開きました。田中煕巳事務局長は、次回の核不拡散条約(NPT)再検討会議第1回準備会合が開かれるオーストリア・ウィーンで、日本原水協などと共催して開く「原爆展」で使いたいとのべました。
新パネル(B2判、30枚、1セット2万9500円)は、「第1部 あの日あのとき」(16枚)、第2部「核被害の広がり」(7枚)、第3部「ふたたび被爆者をつくるな」(7枚)で構成されます。企画・編集チームの児玉三智子事務局次長は、「古いパネルに比べ、若い人にもわかるように解説をつけるなど内容も刷新しました。広島、長崎、ビキニ、さらにまた福島(原発事故)で核被害が起きた被爆67年だからこそ語れるものもあります。被爆者が高齢化し動けなくなるなか、最後になるかもしれないという思いを込めました」と語りました。
今後、新パネルの内容をパンフレットにすることや、被爆の実相を世界中に広げるため英語版なども制作予定だとしました。
問い合わせ先=日本被団協 電話03(3438)1897