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2012年3月21日(水)

日本の税収 GDP比下から2番目 OECD34カ国中

大企業・資産家優遇で減少

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 日本の税収の国内総生産(GDP)比は2009年、経済協力開発機構(OECD)加盟国中、下から2番目という最低水準です。長年続いた大企業、大資産家優遇で税収が減ったためです。

 OECD統計の「税収」には社会保険料が含まれているため、これを除きました。各国比較が可能な最新統計である09年のGDP比は15.9%。加盟34カ国中33番目。OECD平均の24.6%を大きく下回っています。最下位はメキシコの14.5%。08年には日本が最下位(17.4%)でした。

 この統計には10年に加盟したチリなど4カ国も比較に含まれていますが、この4カ国を除いても日本の下からの順位は変わりません。

 日本の税収GDP比は1990年には21.3%で、OECD統計で比較可能な27カ国中18位。下から10番目でしたが、90年代以降、順位を下げました。過去20年間、法人税を減税したり、所得税の最高税率を引き下げたりしてきたことが大きく影響しています。

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