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2012年4月5日(木)

ASEAN 北に発射自制求める

首脳会議議長声明 6カ国協議再開呼びかけ

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 【プノンペン=面川誠】カンボジアの首都プノンペンで3日から開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は4日、北朝鮮による「ロケット」発射予告について、「(弾道ミサイル関連の活動を禁じた)国連安保理決議を全面的に順守するよう全当事者に呼び掛ける」として、北朝鮮に自制を求める議長声明を発表しました。

 6カ国協議の早期再開と、平和的対話の可能性を探ることも呼び掛けました。

 スリンASEAN事務局長は記者団に、「今年のASEAN議長国カンボジアは、北朝鮮と伝統的な友好関係を維持している。ASEANが朝鮮半島の平和に寄与できる財産だ」と語りました。

 ミャンマーについては、「1日実施の補欠選挙が自由、公正、透明性のある方法で実施されたことを歓迎する」として、「ミャンマーのさらなる民主化へ向けた重要な一歩」と評価。「民主的プロセスと経済発展に積極的に貢献するために、ミャンマーに対するあらゆる制裁を即時に解除する」よう訴えました。

 ミャンマー政府が「すべてのASEAN諸国にとって都合の良い日時に、ネピドーでASEAN特別外相会議を開くよう招待したことを歓迎する」としています。


 東南アジア諸国連合(ASEAN) 1967年に設立された東南アジアの地域協力機構で現在10カ国が加盟。域内の経済成長、社会文化の発展、政治経済の安定を目的とします。中央事務局はジャカルタ。加盟国の総人口は5億8000万人を超えます。


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