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2012年4月7日(土)

大阪市 思想調査データ廃棄

共産党府委 これで幕引き許されない

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 橋下徹大阪市長が業務命令で回答を求めた憲法違反の「思想調査」(市職員アンケート)で、調査した野村修也市特別顧問が6日、回収したデータと用紙を廃棄する作業を市役所で行いました。

 「開封していない」と強弁する野村氏。回収数は不明といいます。作業は、ペーパーによる回答をシュレッダーにかけ、メールの回答は、野村氏しかアクセスできないというコンピューターに取り込み、そのデータを移したとするDVD1枚を金づちで破壊。野村氏は調査内容に「違法性はない」と再度居直りました。

 作業に立ち会った大阪市役所労働組合(全労連加盟)の田所賢治書記長は「回収したアンケートも本当に開封されていないのか、DVDは本物か、コピーされていないのかも確認しようがない。市の責任で回収し廃棄すべきだったし、橋下市長と野村顧問は、市民と職員に謝罪すべきです」と話しています。

 日本共産党府委員会は同日、山口勝利委員長のコメントを発表しました。違憲・違法な「思想調査」がどんな理屈をつけても継続できず、追い詰められたものとのべるとともに、これで「幕引き」することは到底許されないと強調。橋下市長に対し、憲法と日本の民主主義の根幹にかかわる事柄にもかかわらず問題を避け、逃げる政治家に、大阪市長を担う資格があるのかが問われるとして、今後も徹底追及と「民主主義を守る」一点での共同へ力を尽くすと表明しています。


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