2012年4月15日(日)
党南関東後援会つどい
展望語り、反動的逆流に立ち向かう党の躍進を
志位委員長が訴え
日本共産党の志位和夫委員長は14日、千葉県鴨川市で開かれた党後援会南関東ブロック連絡会のつどいで講演し、「二大政党づくり」が破綻するもとで、経済と外交の二つの角度から、党綱領にそくした日本改革のビジョンを明らかにし、次期総選挙で党の新たな躍進をつくる展望を示しました。
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経済の分野では、消費税大増税への抜本的対案を具体化した「社会保障充実と財政危機打開の提言」にふれて、「消費税に頼らない別の道があることを示してこそ、国民運動に大義と展望が出てきます。日本共産党への支持と信頼を広げるためにも『提言』を縦横に活用してください」と強調。「応能負担」の原則にたった税制改革など「財界・大企業の横暴とたたかう立場にたった党ならではの提案だということに大いに確信を持とう」と訴えました。
外交の分野では、米軍普天間基地問題や環太平洋連携協定(TPP)をめぐって「こんなアメリカいいなりでいいのか」という国民の声が広がっていることを示し、「根本にある日米安保条約の是非を国民的に問う時期にきている」と提起しました。
その上で、日米安保条約をなくせば、(1)米軍基地の重圧から日本国民が一気に解放される(2)日本が戦争の震源地から憲法9条を生かした平和の発信地になる(3)日本の経済主権を確立するたしかな保障がつくれる―という三つの展望が開けることを明らかにしました。
「二大政党づくり」の破綻がもたらす反動的な流れとして、「大阪維新の会」の動きを指摘した志位氏。小泉「構造改革」を上回る極端な新自由主義を掲げ、「思想調査」など民主主義を窒息させる恐怖と独裁の政治を行う「維新の会」が持つ危険性を解明しました。他の政党がこの流れに擦り寄るもとで、「民主主義破壊を許さず、堂々と立ち向かっているのは日本共産党だけです。民主主義を守る一点での大同団結を呼びかけたい」と表明しました。
最後に、志位氏は「どの分野でも問題解決の展望を語る総選挙にしていきましょう。反動的な逆流に勇気を持って立ち向かっていきましょう」と力強く訴え、党躍進を呼びかけると、大きな拍手がわきました。