2012年4月15日(日)
北朝鮮「ロケット」米が食料支援中止
【ワシントン=小林俊哉】ローズ米大統領副補佐官は13日、北朝鮮による「ロケット」発射を受け、「北朝鮮に支援を提供するとした合意は実施しない」と述べ、2月に北朝鮮と合意した食料支援を中止すると改めて表明しました。
同氏は「北朝鮮は約束を守らず、信頼できないということが、ミサイル発射で鮮明になった」と主張。「北朝鮮は、国民が飢えているときに、こうした兵器に金を費やしている」「これでは、2月の合意を実施できるとは考えられない」と述べました。
また、中国やロシアを含め、国際社会は一致して北朝鮮を非難する立場を示していると指摘。「北朝鮮が、挑発行動を続けるなら、同国に対する制裁の強化や、体制に対する圧力を強める追加措置などの方途についても、引き続き検討しなければならなくなる」と述べました。