2012年4月24日(火)
TPP交渉 参加表明許されない
JA全中 米紙に意見広告へ
JA全中(全国農業協同組合中央会)の萬歳(ばんざい)章会長は23日、東京都内で会見し、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加阻止の運動強化を改めて表明しました。
萬歳会長は、野田首相が訪米し連休中におこなう日米首脳会談において“TPP正式参加を見送る”との報道があることについて、「TPP参加に前のめりとなっている政府の姿勢はまったく変わっていない」と指摘。TPP関係国との事前協議に臨む政府の方針の確立や情報開示についても、「期待したものとはほど遠い」と批判。交渉参加入りの表明を野田首相がした場合は「日本国民をだます背信行為となり、断じて許せない」と強調しました。
冨士重夫専務は、JA全中など農林業団体と消費者団体で構成する「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」として24日付でワシントン・ポストとデトロイトの新聞に意見広告を出すことを紹介しました。アメリカ紙への意見広告は初めてといいます。