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2012年4月27日(金)

154万署名ウィーンへ

NPT代表団に託す

日本原水協

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(写真)ウィーンで核兵器廃絶を訴える代表団に全国各地から寄せられた署名を託した伝達式。左は高草木団長=26日、東京都内

 原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は今月30日からウィーンで開かれる2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会に代表団を派遣します。これに先立って26日、東京都内で伝達式を開き、154万7979人から寄せられた「核兵器全面禁止のアピール」署名を代表団に託しました。

 安井正和事務局長らが、代表団の高草木博団長(日本原水協代表理事)に署名の目録を手渡しました。代表団は被爆者2人を含む20人。27日に出発し5月7日までの日程でウィーンを訪問、各国政府への要請や署名行動などに取り組みます。

 代表団の愛知県原水協事務局長の嶺村君代さん(65)は、「たくさんの署名を持ってウィーンに行けることを誇りに思います。核兵器廃絶にむかう歴史的な世界の流れを見て、希望を持って帰ってきたい」と語りました。

 埼玉県平和委員会の男性(27)が、「みなさんの思いを持って行けば核兵器は絶対になくせると信じています」と話すと、激励に集まった人たちから拍手が起こりました。

 準備委員会が開かれるウィーン国際センターでは、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)や国際平和ビューローと「原爆展」を共催します。日本被団協が新しく作製した「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」パネルを中心に原爆被害や草の根の核兵器廃絶運動の様子を展示します。


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